心理学検定を独学合格!!新試験要綱をおさえて『特1級』を狙おう!

心理学検定徹底攻略キャリア&スキル

『心理学』は、多かれ少なかれ、全ての方が興味がある学問ではないでしょうか。

自身の内省、周囲とのコミュニケーションなどその応用分野は多岐にわたります。

心理学を学び、かつ学習を通して身に着けたスキルの証明として資格試験を目指したい、という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、心理学を幅広く学べ社会的にそのスキルを証明できる、心理学検定について紹介します。

スポンサーリンク

心理学検定について

心理学検定は、大学卒業レベルの心理学の学力を証明する試験です。

心理学関係の資格は多数存在していますが、その中でも様々な心理学科目の基礎を幅広く学べる検定試験という位置づけとなり、自身のスキルアップと共に、社会への心理学知識の証明となります。

スポンサーリンク

受験時の所感(勉強時間など)

勉強時間:約150時間
勉強費用:約22,000円 (受験料+導入本1冊+テキスト1冊+問題集3冊)
受験理由:対人におけるスペシャリストとなるためのスキルアップを目的とした
受験感想:心理学を学問の観点から幅広く理解でき、ビジネスからプライベートにおけるあらゆる場で活用できる知識を得たと感じた
スポンサーリンク

試験概要(試験日程、合格率など)

試験名称心理学検定試験
試験方式CBT受験(8月)
受験料A領域のみ:7,700円(税込)
B領域のみ:7,700円(税込)
A領域+B領域:12,100円(税込)
合格率約25%
時間A領域:100分
B領域:100分
出題方式A領域:100問(選択式)、正答率60%
B領域:100問(選択式)、正答率60%
2021年度より、CBT試験となり大きく受験要綱が変更となりましたので要チェックです。

A領域」、「B領域」について詳しくは以降説明します。

スポンサーリンク

試験範囲

心理学検定の試験範囲は以下の10科目となります。

心理学検定試験科目-

以下より、各科目の概要についてまとめていますので、合わせてお読みください。

A領域」は、大学の心理学科で共通科目として教えられている基礎分野、一方で「B領域」は応用分野となります。

その中でも、A領域の『原理・研究法・歴史』および、B領域の『統計・測定・評価』は、各領域の中核となる科目です。

スポンサーリンク

級認定制度

心理学検定は、「特1級」、「1級」、「2級」の3つの級からなる検定試験ですが、他の検定試験と認定方式が異なります。

受験生は、「A領域」、「B領域」からなる2種類の同じ試験を受験、その結果として以下の条件を満たした際に各級が認定されます(5年以内であれば、通算での合格が認められます)。

  • A領域5科目、B領域5科目の合計10科目に合格 → 特1級要申請
  • A領域4科目以上、かつ合計6科目に合格 → 1級
  • A領域2科目以上、かつ合計3科目に合格 → 2級

いずれの級を目指していても同じ試験を受験するため、「全科目を学習し試験に挑んだ結果として一定の級認定を受ける」作戦や、「最初から学習対象科目を絞り、確実に一定の級認定を狙う」作戦など様々な作戦が狙えます。

1科目ごとの難易度は決して高くなく、10時間/1科目あれば合格ラインを突破できると考えていますので、「全科目への挑戦」をオススメします。

本記事では、「全科目への挑戦」で、150時間で『特1級』を狙う勉強方法をお伝えします。
スポンサーリンク

勉強方法(テキスト、問題集、過去問)

合格に必要な勉強時間:150時間程度

心理学検定は、過去問が公開されていない(問題集で一部の過去問に触れることは可能です)試験のため、公式のテキストや問題集をおさえる学習が中心となります。

心理学検定の基本的な進め方は以下となります。

  1. 導入本(心理学ビジュアル百科)を一読する(20時間)
  2. テキスト(基本キーワード)を一周する (30時間)
  3. 問題集(一問一答・公式問題集)を一周する (40時間)
  4. テキスト問題集を三周繰り返し解く(60時間)

テキスト

心理学検定における公式のテキストは1冊しか存在しませんが、公式のテキスト前に読み込みたいオススメの『導入テキスト』があります。

心理学検定 基本キーワード

心理学検定では「公式テキスト」そのものは存在しませんが、「心理学検定 基本キーワード」がテキストに相当します。

 

心理学検定の試験範囲のキーワード理解を深めるためのテキストであるため、図表は極めて最小限に抑えられています。

もともと心理学を学習していた方でない限り、記載されていることの理解が進まないまま、試験のためのキーワード暗記になってしまう恐れがあります。

心理学を体系的に学びたい』という本来の目的のため、基本キーワードの前に以下の導入本を読まれることをオススメします。

心理学ビジュアル百科

心理学ビジュアル百科」は、心理学検定の学習初めに読みたい導入本です。
 

 

  本書は、心理学検定用のテキスト本ではありませんが、心理学全般についての理解が深められる導入本です。

基本キーワードと異なり、図表や事例が多く用いられているため、視覚的に理解が進められる良本です。

心理学検定の学習を本書から始めることで、その後の試験対策をスムーズに進めることができますのでオススメです。

注意点として、ノートPC並のサイズおよび重量のため、カフェ学習のための持ち運びには向いていません(ただしKindleで購入すれば本問題は解決します)。

問題集

心理学検定における公式の問題集は2種類、計3冊存在しています。

心理学検定 一問一答問題集 (A領域編・B領域編)

ひとつめの問題集は「一問一答問題集」、本問題集は『A領域』と『B領域』の2冊に分かれています。

 

 

本番形式の問題ではなく、文字通り一問一答形式となっています。

一回目の解答での正解率は気にせず、何回も繰り返し解くことで知識を定着させる使い方をしましょう。

心理学検定 公式問題集

もうひとつの問題集が「公式問題集」です。

 

本問題集は、過去問を含む本番形式(選択問題)となっています。

公式問題集も、一問一答問題集同様、一回目の解答での正解率は気にせず、何回も繰り返し解くことで知識を定着させる使い方をしましょう。
 
これらの4ステップで合格までの道のりはバッチリです!
スポンサーリンク

「統計・測定・評価」科目への対応

心理学検定は、ほとんどが暗記が重要となる試験ですが、例外として「統計・測定・評価」科目のみ統計の知識および計算が必要となります。

心理学検定の受験層から鑑みても苦手とする方が多いのも本科目です。

統計については、テキストだけを読んでも理解が難しいため、しっかりと理解したい方は、「統計WEB」を読まれることをオススメします。

本サイトは無料サイトとは思えないほど統計学に関する知識がまとまっている良サイトです。

また統計学は、学問としての心理学を学ぶ上で必須となるスキルです。

関連資格となる「統計検定」について以下の記事でまとめていますので、ご興味がある方は合わせてお読みください。

スポンサーリンク

まとめ

本記事で紹介した通り、心理学検定は、上記のステップでしっかりと学習をすれば十分合格ラインを超えることのできる試験です。

また、心理学はビジネス・プライベートあらゆる場面で活用することができますので、心理学検定をステップに自分のスキルやキャリアを広げていきましょう!

コメント