TOEIC初心者~中級者にとって、試験時間である2時間、英語だけを聴いて・読んで200問に回答する、というのは相当大変な作業ではないでしょうか。
TOEICでは、他の受験生がやらない勉強方法である『日本語でTOEICを学ぶ』勉強方法が有効です。
特に英語の試験にまだ抵抗がある初心者~中級者の皆さんはこの勉強方法を取り入れてみてください。
日本語で学ぶ=問題集の解答の日本語訳を読む
TOEICに限らず難関試験における一つの勉強方法として、「一度通しで問題を解いた後、問題の正解と解説を覚えるくらい読み込むことでその問題を理解する」、という方は少なくないのではないでしょうか。
実際ほとんどの資格試験において問題パターンは無限ではないため、できるだけ多くの問題とその解答を頭に入れることは試験合格、スコアアップの正当な手段と言えます。
実際にはTOIECにおいて問題集の解答の日本語訳を読み倒すことはTOEICスコアアップへの近道と言えます。
TOEIC初心者の方にとっては、問題を解く・勉強を本格的に始める前に回答の日本語だけを読み続けるだけでも効果があります。
この勉強法にどんなメリットがあるか、ここでは3つのメリットを紹介します。
メリット① 問題のレベルを知ることができる
1つ目のメリットは問題のレベルを知ることができること。これは言わずもがなのメリットです。
英語だけを読み続けたことでむしろ勉強した気になって結果にはつながらないということはよくあります。
日本語訳を読み続けるメリットとして、問題の中で行われている会話の内容や問われているレベルが把握できます。
ご自身が持っているTOEIC問題集のPart2の中から1問、日本語訳を読んでみてください。
例えば…
(A) とてもおいしかったです。
(B) 予定が重複していたためです。
(C) この後会議の予定です
どうですか?Part2で聞いているのは日本語に訳するとこの程度の内容なのです。
これならわかるよ、と自信が湧いてきませんか?
メリット② TOEICの世界観を知ることができる

2つ目のメリットは、TOEICの世界観を知ることができるということです。TOEICについては、英語の試験という特性上このメリットが予想外に大きいです。
例えば、日本ではあまり聞かないような商品の紛失や故障、長期間の休暇取得、スピーチセレモニーなどのシチュエーションがTOEICには続出します(こういったシチュエーションは問題にもしやすいため)。
私がオススメするTOEIC単語帳(「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」や「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」)ではコラムが入っており、こういったTOEICならではの世界観へのツッコミがあります。
TOEICをしっかりと勉強している人ほど笑えるコラムですので、ご自身のTOEIC学習度合いの指標にもなるかもしれません。
ご参考までに、TOEICの単語学習については以下の記事にまとめています。

メリット③ 固有名詞を把握する

人名や地名のようなよく出てくる固有名詞を事前に把握しておくことは、TOEIC試験においては馬鹿になりません。
まとめ
今回紹介したように、TOEIC初心者の方にとっては問題集の日本語訳を徹底的に読むことで学習を開始するというのが予想以上に効果的です。
TOEIC初心者の方は騙されたと思って日本語訳を最初に読み込んでみてください。TOEICの世界が早く身に付き、他の初心者から圧倒的に差をつけることができるはずです。
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