単語学習で効率的にTOEICスコアアップするための学習タイミング

英語学習において皆さんが重要と考える単語学習。英単語がわからないことにはインプット、アウトプット双方共に英語理解への障壁となります。

皆さんも学生時代には単語帳を片手に英単語を覚えてきたのではないでしょうか。

単語学習においてもTOEIC特有の考え方がありますので、本記事でTOEICの単語学習をすべきタイミング、オススメの本を紹介したいと思います。

TOEICの単語習得は最後の総仕上げ

結論から言うと、TOEICの『単語習得』を行うのは、リスニングや文法・長文をやりこんだ後、TOEIC試験前の最後の総仕上げとすべきと考えます。

誤解をしないように言い換えると、TOEIC学習において語彙力を上げることが重要ではない、ということではなく、

ということです。その大きな理由はTOEIC試験が以下の性質を持つからです。

TＯＥＩＣの性質①　TOEIC特有の世界観がある

あまり語られないですが、TOEICの問題には特有の世界観があります。

特有の世界観があるということはその世界観に触れながら、そこで出会った単語に触れたほうが身に圧倒的に付きます。子供が新しいものごとを覚えるように、実体験を起点に効率よく英単語を身に着けていきましょう。

TＯＥＩＣの性質②　ほとんどの受験生にとって時間が不足している

ご存じのようにTOEICは2時間で200問を解いていかなければいけない試験です。

仮にご自身が「英単語だけ」を覚えた場合、試験中、頭の中で英単語を思い出すプロセスは下記のステップになります。

実際にTOEIC受験経験がある方であればおわかりと思いますが、このプロセスではTOEIC本番では使い物にならず、圧倒的に時間が足りません。

上記のようなTOEIC試験の特性から、TOEICの単語学習は、リスニングや文法・長文など実際の問題に触れながら理解するのが一番です。

TOEICの単語習得に必要な考え方

前述の通り、TOEICの単語学習はリスニングや文法・長文など実際の問題から習得するのが一番です。

しかしながら当然、TOEIC900を目指すような方にとっては最後の仕上げに単語習得は必要となってきます。

その際には次のルールを必ず守らないと遠回りをすることにもなりかねないのでご注意ください。

TOEIC単語習得のルール①　『TOEIC』の単語を習得する

当たり前のことですが大事なルールです。

前述の通り一般の英語で触れる英単語とTOEICに出題される英単語は別物です。

世の中にはあまたの英単語帳が存在しますが、必ずTOEICの単語帳を使うべきです(受験において評価が高い英単語帳とTOEICとそれとは異なります)。

そうしないと、少なくともTOEICのスコアアップという意味では相当に遠回りになります。

TOEIC単語習得のルール②　試験中一瞬で反応できるレベルまで覚える

TOEICは限られた時間で大量の英文を処理しなければいけない試験です。前述の通り英単語を中途半端に覚えるのはTOEIC試験において逆効果と言えます。

覚えるのであれば一瞬で反応できるまで覚えきりましょう。

また英単語帳を使うのであれば、Part別に分かれているものがオススメです。なぜならTOEICの中でもPart別に出てくる英単語は異なるためです。

おすすめのTOEIC単語集

オススメの単語集は「TOEIC 公式ボキャブラリーブック」や「TOEIC TEST 英単語 出るとこだけ!」です。

特に、「TOEIC 公式ボキャブラリーブック」はTOEIC唯一の公式英単語集です。問題集同様公式に勝てるものは存在しないため全受験者の必需品です。

また、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」や「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」のフレーズも超オススメです。

公式英単語集がでるまで、準公式英単語集をいっても差し支えなかったくらいTOEIC受験者の中では最も優秀な英単語集です。

レベル別にもなっておりご自身のレベルに合わせて覚えるべき英単語を絞っていくのが適切な使い方です。単語力に自信がある方(TOEIC730以上)であれば金のフレーズから入ってもよいと思います。

まとめ

ここまで述べた結論として、TOIECの『単語習得』よりまずリスニングや文法・長文が重要であり最後の総仕上げの位置づけ、でもTOEIC900取得のためには単語取得をすることは重要になってくる、ということです。この順序を守り、効率的にTOEIC900を目指しましょう！