英語を勉強している方は、皆『英語を活かせる仕事』を目指しているはずです。
しかし、そもそも『英語を活かせる仕事』とは何か、考えたことはあるでしょうか?
英語を活かせる仕事にはどんなパターンがあるか、またそれぞれに陥りがちな注意点について説明します。
あなたが望む『英語を活かせる仕事』とは?
本記事を読まれている皆さんは、TOEICや英会話など、なんらかの形で英語を勉強しているかと思います。
その先には『英語を活かせる仕事』をしたい、という想いが共通であるのではないでしょうか?
しかし、ひとことで『英語を活かせる仕事』といっても、ご自身がやりたいことはそれぞれのはずです。
例えば、
- 海外の企業に就職したい
- 海外勤務をしたい
- 海外出張がある仕事がしたい
- 英語を使う仕事がしたい
- 海外の人と仕事がしたい
などなど、他にもあると思います。
重要なポイントは、英語を勉強する際に、漠然と『英語を活かせる仕事』を目標にするのではなく、英語を活かして何がしたいのか?を明確にすることです。
以下、英語を活かせる仕事を4パターンに分け、それぞれのパターンについて働き方や注意点を紹介します。
パターン1 | 海外企業に就職 |
パターン2 | 国内企業から海外勤務 |
パターン3 | 国内勤務で海外出張 |
パターン4 | 国内で海外関連の仕事 |
パターン1:海外企業に就職
パターン1は、「海外企業に就職」することです。
『英語を活かせる仕事』というより、日常で使う言語自体が英語となることがほとんどです(最初から海外の大学、新卒で海外企業に就職する方が多いのが特徴です)。
このパターンの場合、他のパターンの延長ではないことが多いことを強く意識しましょう。
(TOEICスコア自体をアピールしても何の役にも立ちません)。
英語力は大前提で、プラス「特別なスキルを持っている」ことや、「日本市場への顧客基盤がある」ことが必須となります。
パターン2:国内企業から海外勤務
パターン2は、「国内企業から海外勤務」することです。
『英語を活かせる仕事』に就きたい方の多くが目標としているのではないでしょうか。
このパターンの場合、国内企業における勤務において、国内の上司や部門長に評価されることで達成できることが多いです。
そのため、企業における英語力を計る指標であるTOEICのスコアアップにより、社内で英語力を評価されてチャンスを掴んでいくことが必要となります。
国内企業からの海外勤務者は、一見最前線にいるように見えますが、実際には現地勤務者のバックヤードとして、日本の本社との「つなぎ役」であることが多いです。
パターン3:国内勤務で海外出張
パターン3は、「国内勤務で海外出張」することです。
このパターンのメリットは、治安が安全である日本に拠点を置きながら、海外の環境も味わえることです。
この場合、国内企業における勤務で、一定の評価をされることで達成できることが多いです。
そのため、パターン2同様に、TOEICのスコアアップにより社内で英語力を評価され、チャンスを掴んでいくことが近道となります。
海外勤務や海外出張というと華やかなイメージがありますが、実際には現地勤務者のバックヤードとして、日本の本社との「つなぎ役」であることが多いです。
パターン4:国内で海外関連の仕事
パターン4は、「国内で海外関連の仕事」をすることです。
『英語を活かせる仕事』のほとんどがこのパターンで、その内容は以下のように多岐にわたります。
- 海外のクライアントやベンダーとのオンライン会議
- 海外のクライアントやベンダーの日本でのFace-to-Faceでの会議
- 英語ドキュメントの読み込み
- 日本語ドキュメントの英語化
- 英文メールのやりとり
etc…
このパターンの仕事をしている方に、「やりたかった『英語を活かせる仕事』はこれではない」と、ギャップを感じ悩まれている方が多いです。
上記の仕事の積み重ねで評価を得ることで、徐々にパターン2やパターン3に近づくことは十分可能です。
外資系=英語を活かした海外の仕事、というイメージがある方もいるかもしれませんが、実態は海外の本社の支社にすぎません。
年収が国内企業より高いとしても、権限も小さく、解雇の可能性もあるなど、華やかなイメージとは程遠い一面もあることをしっかりと理解しましょう。
まとめ
『英語を活かせる仕事』とは何か、またそれぞれに陥りがちな注意点について説明しました。
必ず、英語を勉強する上でのゴールとして、自分自身が何をしたいのか?考えてみましょう。
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