時間管理でリーディングスコアアップ!正しい時間配分を身につけよう

TOEIC時間管理でリーディングスコアアップ英語(TOEIC)

TOEIC900を目指す皆さんが試験においてなかなか超えられない壁、それは全問最後まで解き終えることではないでしょうか?本記事を読まれている方の中にも該当する方は多いと思います。

それもそのはず、全問最後まで解き終えることがTOEIC900を超える最大のカギと言われるほどそのハードルは高いものなのです。

逆説的に言うと、現状のスコアが900未満の方はいかに効率的に多くの問題を解いていくか、ということを意識するだけでスコアが大きくあがるのです。

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TOEICにおける時間の概念と問題の特性

TOEICに限らず全ての試験において時間配分は大きなカギとなります。

それにも関わらずTOEICでは(特に目標スコアに届かない方ほど)時間配分を正しく意識されていないことが多いのではないでしょうか。

ここでTOEICの時間の流れをおさらいしましょう。

リスニングパートでは、音声アナウンスに従ってPart1~Part4までの100問を45分で解いていきます。

この45分間の使い方は音声アナウンスに従うこととなるため、例えば他のPartを先に解く、またわからない問題があったので一時停止する、というようなことはできません。

TOEIC初心者から満点ホルダーまで共通の45分間の使い方です。

リーディングパートはリスニングパート同様に、Part5~Part7の100問を75分で解いていきます。

ところがこの75分の使い方は誰にも決められていません。前から解いても、後ろから解いてもよいわけです。実際にはPart5から順に解いていく方が大多数ではないでしょうか。

ここで重要なのは、TOEIC試験ならではの重要な特性があるということです。それは、

英検のような級別試験や大学の二次試験などと異なり、全ての受験者が同じ問題を解く

ということです。

一見当たり前のことを言っているようですが、これはとても重要な特性となります。

大学の共通一次試験のような性質をもつTOEICにおいては、下記のようにして同じ問題で各受験者の点数の差をつけさせる必要があります。

  1. 実力により解ける問題数が異なる
  2. 各問題により難易度の差がある

前書きが長くなりましたが、TOEICについてはこういった事実を理解することがスコアアップへの第一歩となります。

こういった特性を生かしスコアアップにつなげるコツを説明します。

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TOEICの理想的な時間配分

TOEICの理想的な時間の使い方をお伝えします。

TOEIC時間配分

リーディングパートにおける時間の使い方には説明が必要です。

リーディングパートは75分ありますが、リスニング同様に時間配分し、各Partで配分した時間を超過したら次のPartへ移る、という考え方です。

時間配分は自身の得手不得手を考慮して前後してもよいですが、一般的には

  • 文法パートのPart5、Part6は一問約30秒
  • 長文パートのPart7(シングル・パッセージ、マルチ・パッセージ)は一問約60秒

で計算すると表の配分が妥当と考えます。

重要なポイントとして、「今解いているPartが残り3、4問だから最後まで解ききって次のPartに進む」というのはNG事項です。

必ず時間になったらすぐに次のPartに進むというルール化が必要です。そのほうが最終的にスコアは上がると断言できます。

 

TOEIC試験の特性からそうすべき理由を説明します。

TOEIC試験の特性① 実力により解ける問題数が異なる

TOEIC全問を最後まで解ききれるのはスコア900以上の方に限られると考えてください。

この仮説は、自分自身の実体験や周囲の様々なスコアの方にヒアリングをし、筋のよい仮説と考えます。
スコア800前後の方でもPart7マルチ・パッセージがほとんど手をつかないまま時間切れ、というのは当たり前のようにあります。

ご自身が必ず全問最後まで解ききれるのであれば時間の使い方を意識する必要はありませんが、そうではない方は時間の使い方、言い換えれば何問捨てるか、を勇気をもって決め打ちすることが重要になります。

捨てる問題を決めてTOEICのスコアアップ!正しい捨て問の選び方
本タイトルを見て『えっ?』と思われた方もいるかもしれません。解くべき問題を捨てるのとTOEICスコアを上げるのにどういった相関関係があるのでしょうか。TOEICにおいては、捨てる問題の最適化がスコア向上につながります。この考え方を正しく学び、ご自身がTOEIC試験に挑む際に活用しください。

TOEIC試験の特性② 問題により難易度の差がある

そこで重要なのがもう一つの特性、問題により難易度の差があるということです。

基本的には、各Partの前半ほど難易度が低く、後半ほど難易度が高くなる傾向があります(さらにPart7はシングル・パッセージとマルチ・パッセージの中で難易度が分かれます)。

このような出題形式とすることによって全受験者のTOEICスコアの差を生み出すわけです。

 

この特性があるため、前述の通り「必ず時間になったら次のPartに進む」、「そのほうが最終的にスコアは上がる」と断言できるわけです。

この方式であれば必然的に各Partの難易度が高い問題を捨てることができます。

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TOEIC試験ではデジタル時計を持ち込む

ここまでご紹介した通り、TOEIC試験では厳格な時間管理スコアアップに繋がります。

皆さんが試験に持ち込む時計は、安物でも構いませんので必ずデジタル時計にしましょう。

もちろん、試験中はストップウォッチ機能で時間管理するのを忘れないように。

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まとめ

今回紹介したTOEIC特有の時間管理は当たり前のようで意外とできていない方がほとんどです。

裏を返せば、正しい時間管理ができれ確実に他のTOEIC受験者と差をつけることができます。

今回紹介した時間の使い方は一例なので、ご自身のベストな時間配分を見つけていただきたいですが、ぜひ時間管理を極めてTOEICスコア目標突破に近づいてください。

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