DX検定を独学徹底攻略!目指すは『DXプロフェッショナルレベル』

資格-DX検定キャリア&スキル

DXの機運が急速に高まっている状況で、ご自身がIT人材か否かに関わらずDXは避けて通れません。

今回は、ご自身のDXレベルが認定される『DX検定』を紹介します。

本試験は公式テキストや過去問もなく、インターネット上の情報も少ないため、どうやって勉強するのがよいか悩まれている方も多いと思います。

そんなあなたにDX検定の完全攻略学習方法を紹介します。

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DX検定について

DX検定は、デジタル技術によるビジネスへの利活用のため、先端ITトレンドとビジネストレンドを問う知識検定です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の資格試験は多くありますが、現状では本試験が最も確立された試験の理解です。
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受験時の所感(勉強時間など)

勉強時間:60時間
勉強費用:約20,000円 (受験料+eラーニング+基礎参考書+技術参考書)
受験理由:DXや最新ITトレンドの理解棚卸のため
受験感想:公式テキストや過去問が存在せず、インターネット上にも受験情報が少ないためかなり学習方法に苦慮した。また『DX』というより『最新ITトレンド』に重きがある試験と感じた。
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試験概要(試験日程、レベル認定など)

試験名称DX検定
受験料6,600円(税込)
試験方式年2回(1月、7月)、オンライン試験(自宅受験
時間60分
出題方式120問(選択問題のみ)

自宅でのオンライン試験という、珍しい試験方式であるのが特徴です。 

試験の合否はなく、スコアに応じ下記のようなレベル認定がされる仕組みです(レベル認定は2年間有効)。

800点~DXプロフェッショナル
700点~DXエキスパート
600点~DXスタンダート
本試験は「公式テキスト」や「過去問」が存在しないため、一定の対策以上はIT・DXに対する日々の知見がものをいいます。

本サイトでは『DXプロフェッショナル』を目指すための学習をお伝えします。

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試験範囲

試験範囲は以下のように、DXのD(Digital)に相当する「先端IT技術トレンド(IT)X(Transformation)に相当する「ビジネストレンド(BT)」の2つに分かれています。

以下、DX検定の試験範囲に対応する形で、本サイトで重要ポイントをまとめていますので合わせてお読みください。
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勉強方法 (参考書、eラーニング、シラバス)

『DXエキスパートレベル』認定に必要な勉強時間:60時間程度 (前提:最低限のIT知識がある)

DX検定勉強の基本的な進め方は以下となります。

  1. DX基礎参考書(①)を読む(5時間)※既にDXを体系的に理解している場合スキップ可
  2. 模擬試験(eラーニング)を1周する (10時間)
  3. DX技術参考書(②)を読む (10時間)
  4. シラバスのキーワードを理解する+まとめシート作成(15時間)
  5. 模擬試験(eラーニング)を2周する(15時間)
  6. 苦手意識があった箇所を再確認+まとめシート更新(5時間)

『公式テキスト』や『過去問』が存在しない

DX検定には、資格試験の学習のベースとなる『公式テキスト』や『過去問』が存在しません。

理由の一つとして、常に最新トレンドがアップデートされるDXの試験という性質上、テキストや過去問が意味をなさないと想定されますが、このことがDX検定の対策を困難としています。

DX検定として推薦図書を指定していますが、すべての書籍を購入・学習するのは非現実的です(全ての推薦図書に目を通しましたが、試験とは無関係のものもあります)。

DX参考書

前述の通り、DX検定の推薦図書に関係なく、DX検定攻略を効率的に行うための2冊をオススメします。

①DX基礎参考書『今すぐ知りたいDXの基礎』

 

DX検定学習を本格的に始める前に「DXとは?」を理解するための参考書です。

DX検定は、個別のデジタル技術やイノベーショントレンドは問われるものの、「そもそもDXとは何か」、「どのような技術で構成されているのか」などの核が問われるものではありません。

しかし、「DXとは?」の核を理解せずに個別の理解をしても本来の学習の意味が無いため、一見遠回りのようですがDX基礎参考書の理解から始めましょう。

また本サイトでも「DXとは?」についてまとめていますので合わせてお読みください。

【DX】DXって何?何の技術が使われている?(わかりやすく説明)
『DX』というワードは、ほとんどの方が聞いたことがあるほど、我々の社会活動や生活に強く紐づいています。しかし、いざ『DX』とは何か?我々の社会活動や生活にどうかかわり、その裏にどういった技術がかかわっているのかと問われると答えに窮する方も少なくないのではないでしょうか。今回は、『DX』とは何か?について事例を交えわかりやすくエッセンスを紹介します。

②DX技術参考書『これ1枚でわかる最新ITトレンド』

 

DX検定の「先端IT技術トレンド(IT)」パートの準公式テキストといえるため必読書です。
(DX検定推薦図書にも指定されています)

全てのトピックを図解で説明、かつ基本キーワードから丁寧に説明しているため、IT初級者であっても理解し易い内容です。

eラーニング【最重要】

検定準拠 eラーニング教材『DX Study』

DX検定準拠の学習教材としてeラーニング「DX Study」が存在します。

実質の位置づけとしては学習教材ではなく問題集ですが、DX検定とeラーニングのセット申込みを推奨していることや、他にDX検定に直結した学習手段がないことから受験者全員が学習する準必須教材となります。

難点は、問題・解説共に全てテキスト文のみのため、前提知識が無い場合理解が難しい場合があります。その場合、前述の基礎参考書やweb検索で確認しながら進めましょう。

300問(60問×5セット)を、1周ではなく、最低2周~3周まわすようにしましょう。

1周目は、本格的な学習に入る前に試験形式や問われるレベルの把握のため、2~3周目は知識定着の確認のためです。

全4モードありますが、モード2「トレーニングモード」(1問1答で正解・不正解を表示し、解説を読み学習できるテスト型eラーニングモード)の繰り返しで十分です。

シラバス【推奨】

DX検定の出題キーワードとして、ホームページに「DX検定学習シラバス」が掲載されています。

前述のeラーニングではカバーされていないキーワードも数割ありますので、前述の基礎参考書やweb検索で整理しましょう。

多くの受験者は準拠教材であるeラーニングのみを中心に学習されていますので、シラバスのキーワードがカバーできていれば確実に他受験者に差をつけることができます。

まとめシート

まとめシートは、学習内容のまとめであると共に、オンライン試験において通称『カンペ(カンニングシート)』、『チートシート』と呼ばれている、試験本番での確認用シートです。

とはいえ、DX検定は60分で120問を解くという形式上、まとめシートを活用する余裕はほぼありません。

残り時間の得点積み上げと、本質的には自分で学習内容をまとめることによる理解の促進効果が主です。

まとめる内容としては、ご自身が苦手とするテーマの他、eラーニングやシラバスでバラバラに登場した以下のような項目の横軸整理が有効です。

  • GAFAM+IBMのXaaS・AIサービス
  • AIスピーカ/音声アシスト
  • スマートマシーン(ドローン・自動運転)
  • 量子コンピュータ

 

この6ステップで試験勉強はバッチリです!

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受験当日の心構え

試験開始前の心構え(カンペ用意など)


当日試験開始前まで、以下の用意をしておきましょう。

  • まとめシートの用意
  • 検索ウィンドウ(googleなど)の用意
  • 静かな環境の用意

DX検定はオンライン試験という特性上、「調べる」ことを禁止していません(推奨もしていませんが)。

残り時間の得点積み上げのため、最善を尽くしましょう。

意外と重要なのが、「静かな環境の用意」です。

これまで資格試験は、受験会場など静かな環境での受験がオーソドックスでしたが、DX検定は自宅受験です。
テレワークで経験済と思いますが、生活音や子どもの乱入がなどあるとすぐに集中力が乱されます。 ただでさえ自宅という環境で集中しづらい上に、この状況は試験合否にも関わってきます。

ご家族へ試験中は静かにしていただくよう協力要請するなど、対応可能な範囲で事前に対応しておきましょう。

たとえば当日自宅周辺で工事があるなど、不可避な事態があるようであれば、インターネットカフェでの受験なども検討しましょう。

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まとめ

ご紹介した通り、DX検定は試験勉強など特殊性が高い試験です。

しかしDXの機運が急速に高まっている状況でDXに関する知識の棚卸ができる機会です。

ぜひご紹介した学習を通して『DXプロフェッショナル』を目指しましょう!

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