【読むだけで20点up】TOEIC Part7は時間管理が全て!

TOEICPart7攻略英語(TOEIC)

TOEIC Part7は、TOEIC 7パート全200問のうち54問と、TOEIC全体の4分の1を占める最重要パートです。

新形式になりダブルパッセージやトリプルパッセージなどが出てきたことにより、ボリュームがさらに増し、時間内に全問解ききるのもより困難になっています。

TOEICスコア900を目指す一番のカギといえるパートですので、しっかりと対策しましょう。

Part7について正しく理解・攻略し、スコアアップに繋げましょう!

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Part7 出題形式

出題タイプ読解問題
出題数54問(シングルパッセージ10セット、ダブルパッセージ2セット、トリプルパッセージ3セット)
時間約54分 (1問当たり約60秒)
内容1つ(または2つ、3つ)の文章および設問(1文章あたり2~5問)を読み、4つの選択肢から最適な回答を1つ選択する。

TOEIC Part7は、出題数54問とTOEICの中で最も比重を占めるパートです。

英語の中でも得手不得手があるかと思いますが、長文読解を苦手にしたままTOEIC900を突破するのは不可能ですので、問題になれることによって苦手意識をなくしましょう。

TOEIC900を目指す方は、54問中49問正解を目指しましょう。

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Part7 攻略の基本

前提:Part7の時間配分は54分を確保

前提として、Part7のために最低54分を確保しましょう。

そのためには、Part5Part6の解答を21分以内に厳守することです。
これはPart7そのものの攻略ではないですが、リーディングパートスコア最大化の基本です。
 
TOEIC対策の充実に合わせて、近年のTOEICは難化傾向にあります。
受験者がしっかりと対策してくる中で、実力に合わせて点数に差をつけられるようにするためです。
リーディングパートにおいては、点数に差をつけるために、Part7の長文化の傾向にあります。
そのため、以前よりもPart7全問終わらない方が増加しています。 「TOEIC900点前後」が全問解ききるスコアの壁と考えていただいてよいです。
さらにそのうえで、54分前半(シングルパッセージを解く29分)と後半(ダブル・トリプルパッセージを解く25分)に時間管理するようにしましょう。

Part7の設問タイプをおさえる

Part7の設問を大きく分類すると、「すぐに解答できるタイプ」の設問と、「解答に時間を要するタイプ」の設問の2タイプに分かれます。

「すぐに解答できるタイプ」の設問

その名の通り、時間をかけずに解答できるタイプの設問です。

逆に言うと、このタイプの設問については「時間をかけず」解くことがポイントです。

概要問いかけ型問題
(例)What is the purpose of the message?

概要問いかけ型問題」は、文章の意図や、想定される読み手など文章の概要情報を問う設問です。

文章内の細部読み取りではなく、全体を問う問題ではありますが、一方で文頭を読めば意図が明快であることが多いのが特徴です。

特定情報型問題
(例)When Mr.Smith is most likely join to the conference?

特定情報型問題」は、文章中の特定の情報を問う設問で、全体の半分弱出題される型です。

設問内のキーワード(固有名詞や数字など)を捉え、本文中の該当箇所をいかに早く見つけられるかが回答のカギです。

 

その他、チャットなどの特定の一文の意図を解答する「意図問題」や、文書中の語句の同義語を選択する「同義語問題」がありますが、これらも「すぐに解答できるタイプ」の問題となります。

「解答に時間を要するタイプ」の設問

時間をかけずに解答できるタイプ以外の設問です。

このタイプの設問は「全選択肢を文章と比較する」必要があるため解答に時間を要するタイプのため、場合によっては「解答を後回し」にする、または「捨てる」というのも有効な作戦です。

肯定型全選択肢比較問題
(例)What is indicated about ABC company?

特定のキーワードに関して、述べられていること、推測できることを選択する問題です。

ヒントが文章の複数個所にちりばめられている場合全文読まないと解答できないため、解答に時間がかかる設問タイプです。

否定型全選択肢比較問題(NOT問題)
(例)What is NOT indicated about ABC company?

全選択肢比較問題の否定型で、いわゆる「NOT問題」とも言われています。

選択肢の中で、文章内で言及していないものを選択するため、自信をもって解答するのが難しい難問となっています。

 

その他、設問の文が入る位置を解答する「文の位置問題」、マルチパッセージの問題で、複数文章のヒントの組み合わせで解答する「複合文章問題」がありますが、これも「解答に時間を要するタイプ」の問題となります。

「設問の型把握」→「本文読解」→「設問解答」をパターン化する

Part6と同様、Part7においては以下の1セットを解く手順パターン化することが重要です。

  1. 選択肢に目を通し、各設問の型を把握する
  2. 本文を読解しながら、「すぐに解答できるタイプ」の設問を解答する
  3. 本文読解、「解答に時間を要するタイプ」の設問を解答する

以下、各文書を解く手順において気を付けるべきポイントを説明します。

選択肢に目を通し、各設問の型を把握する

最初にすべきは、「選択肢に目を向け、各設問の型を把握」です。

前述の、「すぐに解答できるタイプ」の設問と、「解答に時間を要するタイプ」の設問の2タイプに分類しましょう。

なお、この時点では選択肢をしっかりと読む必要はないです。

理由は、先に選択肢を読んでしまうと、余分なインプット(不正解の選択肢)もしてしまうため、本文を読む際に余計なバイアスがかかりうるためです。

例外は「NOT問題」です。この型は文中に記述されていないものを選択する問題、裏を返せば選択肢4つ中3つは記述されている内容のため解答に有益な情報をインプットできるです。
ただし、「NOT問題」は解答に時間をようするため、捨てるべき問題の筆頭です。解く、と決めている場合のみ先に選択肢を読むようにしましょう。

本文を読解しながら、「すぐに解答できるタイプ」の設問を解答する

設問の型が把握できたら、本文読解に入ります。 Part7の本文読解のルールは以下です。

  • 本文を全文読む
  • 読みながら「すぐに解答できるタイプ」の設問を解く

Part7では必ず全文読みましょう。

しかし、全文をまんべんなく読むのではなく、設問に関連がある箇所を中心に強弱をつけて読みましょう。

特に、Part7では、Part6と異なり文法の正誤が問われることはありません。
問われるのはストーリーですので、文法は意識せずできるだけハイスピードで読み進めましょう。

そして、本文を読みながら、「すぐに解答できるタイプ」の設問を解いていきましょう。

Part7の問題を数多くトレーニングすると、設問のパターンでヒントの箇所のあたりがつくようになります。

本文読解後、「解答に時間を要するタイプ」の設問を解答する

本文を一通り読んだら、「解答に時間を要するタイプ」の設問にとりかかりましょう。

とはいえ、一番重要なポイントは、「一文章にかける制限時間を超過した場合捨てる」ことです。

解答に時間を要するタイプ」の設問はTOEIC上級者向けの問題のため、捨てるのが有効な作戦です。

特に、マルチパッセージで、複数文章のヒントの組み合わせで解答する「複合文章問題」は最難関で、TOEIC900点前後の方でも解ききるのは困難です。
このタイプの設問も、トレーニングを積むことで、解くために必要なプロセスや、必要な時間などの感覚を掴むことができます。
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【重要】Part7 勉強法と注意点

TOEICPart7の難しさは時間制限にあります。

そのことを念頭に入れ、2段階のトレーニングを行うことがPart7スコアアップの最重要ポイントとなります。

  1. 解答プロセスを身につけるトレーニング
  2. 時間管理を身につけるトレーニング

解答プロセスを身につけるトレーニング(時間無制限で解く)

本パートはある程度英語力がある方であれば、時間制限が無ければほぼ100%に近い正答率で解くことができます。

そこで、Part7勉強の最初の段階では、時間無制限で解くことで、問題や解答プロセスに慣れていきましょう。

重要なポイントは、単に「正解した」、「不正解だった」だけではなく、ご自身がどういった解答プロセスでその選択肢を選んだかなどを振り返ることです。

この積み重ねによって、自然と上記で紹介した攻略の基本を身につけることができます。

時間制限なく100%近い正答ができない場合、まだ力不足ですので、数多くリーディング問題に触れることで、基礎英語力アップのトレーニングをしましょう。
(時間無制限で解けない問題を、時間が限られている環境で解くことは絶対にできません)
オススメは「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7」や「TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7」です。

 

時間管理を身につけるトレーニング(時間制限ありで解く)

前述のように、Part7の難しさは時間制限にあります。

次のステップとして、時間無制限のトレーニングで身につけた解答プロセスを、時間制限内で行うトレーンぐに取り組みましょう。

ポイントとして、問題の難易度制限時間は本番と同等にすることです。

練習のため、難易度が高い問題集、短い制限時間の高負荷トレーニングを設定する方もいますが、むやみに高負荷をかけても、解答精度が下がるだけなのでオススメしません。
つまり、本番の難易度に最も近い「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」を用い、本番同様の54分で解くというのがもっとも有効なトレーニングとなります。
 

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まとめ

Part7は、TOEICリーディングパートのカギであり、TOEICの核となるパートです。

他のパートと比較して、小手先のテクニックは通用しませんが、その分努力がストレートに反映されます。

できるだけ毎日Part7に触れてPart7を攻略、TOEICのスコアアップに繋げましょう!

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