TOEIC Part2は、TOEIC 7パート全200問のうち25問。リスニングの25%を占める重要なパートです。
かつ最も短期で学習成果が出やすいパートとなります。理由は、他のパートと比較して英語力そのもの以上に解答テクニックがものをいうためです。
Part2について正しく理解・攻略し、スコアアップに繋げましょう!
Part2 出題形式
出題タイプ | 応答問題 |
出題数 | 25問 |
時間 | 約9分 (1問当たり約20秒) |
内容 | 質問に対して流れる3つの応答文から最も適切な応答を1つ選択する |
TOEICの対策本では、「TOEICスコア900を目指す方はPart2は全問正解を目指しましょう」と謳っていることが多いですが、TOEIC900レベルでも全問正解は難しいです。
TOEIC試験の中でPart2のみ、質問も選択肢も問題用紙に掲載されていないため、全て耳で聴き取りかつチャンスは1回。英語力有無と別によほど集中力が無いと全問正解に至るのは困難です。
そのため、TOEIC900を目指す方でも25問中22~23問正解すればOK、と考えるとよいと思います。
Part2 攻略の基本
消去法が基本解法
Part2の問題を解く際、選択肢ごとに『○』、『×』と判断していきますが、『△』の選択肢が登場することも多いと思います。
これはTOEIC上級者の方でも同じですのでご安心ください。
Part2の基本解法は、「3つの応答文から最も適切な応答を1つ選択」ではなく、「不適切な応答を2つ消去し残った応答を選択」と考えた方がよいです。
ご自身が日常で友人に3択問題を出すことを想像してみてください。誤答を選択してもらうようなトラップをしかけますよね。Part2も同じです。
冒頭でPart2は解答テクニックがものをいうと述べているのは、この「トラップ」のパターンを把握できているかがものをいう、ということです。ぜひ『Part2は消去法』 の考え方を徹底してください。
全文を聴き取る必要はない。冒頭とキーワードを抑える
日本語の会話でも同じですが、全文が聴き取れていなくても、応答に必要キーワードを抑えていれば会話は成り立つはずです。TOEICのPart2でも同様です。
Part2では質問や選択肢が試験用紙に書かれていないためできるだけ耳で全文聴き取りたいと思うかもしれませんが正答を導くのに全文の把握は不要です。(むしろ前置詞など細かいところにとらわれて大意をつかめなくなるほうが問題です)
多くの場合冒頭が最重要と考えてください。Whatなのか、Whoなのか、Whereなのかで選択肢がかなり絞られます。
文の種類ごとに覚えておくべき「型」がある。やや難化傾向
Part2で一番重要なポイントですが、文の種類ごとに覚えておくべき「型」があります。この「型」を覚えるだけでかなりのスコアアップが見込めます。
こういった型は、「TOEICテスト 直前の技術」のようなテクニック本で覚えていくとよいでしょう。
5W1H疑問文にYes/Noの応答はない
5W1H疑問文とは、下記のように5W(Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ))1H(How(どのように))から始まる疑問文です。
→She is on a business trip.
日本語で考えると当たり前に感じますが、5W1H疑問文に対してYesやNoで応答が始まることはありません。
英語、かつ耳で聴いているとこの基本を忘れがちですがこの考え方だけで大多数の選択肢を排除できますのでしっかりと覚えておいてください。
あらためて質問文の冒頭をしっかりと聴くことを意識しつつ、聴き分けられない場合は後続で続く文章で判断するしかありません(後続で判断つかないこともあります)。
選択疑問文は「どちらでもよい」のパターンを身に着ける
選択疑問文とは、下記のような A or Bで選択を求める疑問文です。
→Either is fine.
選択疑問文に対する回答として、TOEICでは「どちらでもよい」またはそれに準ずる回答が正答となることが多いです。理由は、A or Bの問いに対してAやBで回答するのであればだれでも解けるからです(Part2序盤であればこのパターンもあり得ます)。
そのため、「Either is fine」や「It doesn’t matter」のようなどちらでもよい、のパターンをひたすら覚えることが選択疑問文の攻略法となります。
否定疑問文には惑わされないこと
否定疑問文とは、文頭が否定形で始まる疑問文です。
→No, I was busy last month.
次の平叙文ほどではないですが否定疑問文を苦手とする方が多いです。日本語で考えてしまうと「Yesはどっち?Noはどっち?」と混乱するためです。
ポイントは、文頭が肯定であっても否定であっても同じ、回答が肯定(上記の場合sign upしている)ならYes、否定(上記の場合sign upしていない)ならNoです。
平叙文は上級者向けのため捨てるのも作戦
平叙文とは、下記のような「疑問文」になっていない報告などの文です。
→We need to buy a new one.
これまでご紹介した疑問文と比較すると、会話の解釈を要するため単純な解法テクニックで解けないことが多く上級者向けの問題です。Part2の後半に2~3問出題され、受験者の心を乱す難敵となります。
難敵となる理由は2つ。
- 冒頭が疑問視でないため混乱する
- テクニックが使えず正答率が下がるため次の問題にメンタルが影響しがち
自信があるTOEIC上級者以外は捨てるのも作戦の一つです。問題の捨て方については以下の記事をご参照ください。

Part2 勉強法と注意点
Part2は、TOEIC7パートの中でも一番学習の成果がでやすいパートです。やるべきことを正しく理解し、一番最初に学習しましょう。
単語は簡単だが「発音が似た単語」をセットで覚えたい
Part2はTOEIC7パートの中で最も単語が簡単です。前述のように耳で聴くのみのパートだからです。
重要なのは、Part2では「発音が似た単語」が誤答トラップとして使われがちだからです(質問文と発音が似た単語が選択肢で聞こえたら誤答と考えてもよいレベル)。
下記のような「発音が似た単語」を中心に学習してください。
- department:部門 ⇔ depart:出発する
- account:口座 ⇔ accounting:経理
初級者・中級者は日本語の回答から学習に入るべし
Part2では、下記の記事のように、学習の導入として問題集の回答の日本語を徹底的に分析する学習法が有効です。

日本語で学習することで、Part2で問われているパターンを容易に身に着けることができます。また日本語での分析により、ここまで紹介してこなかった下記のようなテクニックにも気づくことができます。
曖昧な回答は正解になる
例えば、下記の選択肢が聴こえてきたらどうでしょうか。
このような曖昧な回答は絶対に正答になります。なぜならどのような質問に対しても回答として成り立っているからです。
この類の回答が聴こえてくると『○』として判断しずらいかもしれませんが、結果消去法で正答となります。日本人的な回答ですが、実はTOEICにはこういった回答も数問でてきます。
まとめ
ここまで述べた通り、Part2は、TOEIC7パートの中でも一番取り組みやすいパートです。Part2専用の問題分析し、集中して学習すれば恐れるにたらずです。 ぜひPart2を攻略し、TOEICのスコアアップに繋げましょう!
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