TOEICスコア別「理想(期待値)」×「現実(英語力)」との関係

TOEIC-スコア別理想と現実英語(TOEIC)
TOEICスコア、○○点あるとビジネスの場でどのくらい評価されるのか、また実際どのくらい活躍できるのか?

TOEICの勉強をしている方皆さんが気になる点ではないでしょうか。

本記事では、TOEICスコアと、「理想(期待値)」×「現実(英語力)」との関係について、私自身の経験をベースに紹介させていただきます。

スポンサーリンク

TOEICスコア別のレベル分け

本記事では、TOEICスコア別にレベル1~5の5段階にレベル分け、それぞれのレベルについて、①TOEIC試験での出来栄え、②周囲の期待値(理想)、③実際の英語力(現実)の3点を紹介します。

TOEIC公式のレベル分け(A、B、C、D、E)とは異なり、私自身の経験を基にした評価によるレベル分けとなります。
レベル1TOEICスコア600点未満
レベル2TOEICスコア600点台(600~695点)
レベル3TOEICスコア700点台(700~795点)
レベル4TOEICスコア800点台(800~895点)
レベル5TOEICスコア900点台(900~995点)

私自身の主観ではありますが、

  • 730点』が理想(周囲の期待値)と現実(実際の英語力)が入れ替わる分岐点(730点以上になると周囲の期待値が上がる)
  • 900点』以上は一纏めに英語のスペシャリスト扱い
スポンサーリンク

レベル1:TOEICスコア 600点未満

『レベル1(TOEICスコア600点未満)』は、英語そのものもさることながら、TOEIC試験の2時間という長丁場に対する集中力が続かないためスコアが伸びないことが多いレベルです。

以下は、TOEICスコア600点未満の「理想と現実」です。

TOEIC試験での
出来ばえ
リスニング・半分以上の問題が自信をもって解けない
・最後まで集中力が続かない
リーディング・半分以上の問題が自信をもって解けない
・最後まで集中力が続かない
周囲の期待値(理想)・英語が苦手と見なされ、英語面で期待されることは少ない
実際の英語力(現実)・ビジネス・プライベート共に英語を避けたい
「試験への慣れ」、および「集中力の持続」の2点でこのレベルはすぐに脱することができます。
スポンサーリンク

レベル2:TOEICスコア 600点台(600点~695点)

『レベル2(TOEICスコア600点台)』は、周囲から少なからず英語ができるビジネスパーソンという認識と、実際の実力不足のギャップに悩まされる時期です。

以下は、TOEICスコア600点台の「理想と現実」です。

TOEIC試験での
出来ばえ
リスニング・Part2を自信をもって解ける問題が少ない
・Part3,4の小問3つのうち2つ解く余裕が無い
・設定が理解できない短文・長文が多い
リーディング・Part5,6を根拠をもって解けない問題が多い
・Part7を半分程度を解ききれず時間切れ
周囲の期待値(理想)・英語を要するプロジェクトでリソースを要する際に召集されることがある
実際の英語力(現実)・少なからず英語を学習しているにも関わらずビジネス英語で困る機会が多くモチベーションが下がる
スポンサーリンク

レベル3:TOEICスコア 700点台(700点~795点)

『レベル3(TOEICスコア700点台)』は、勉強がスコアップに繋がりやすく、スコアアップに伴いビジネスでの英語活用の機会も多くなるため、英語が楽しくなる時期です。

以下は、TOEICスコア700点台の「理想と現実」です。

TOEIC試験での
出来ばえ
リスニング・Part2の難易度が中~高の文法問題を自信をもって解けない
・Part3,4の小問3つのうち1~2つ解く余裕が無い
・慣れていない設定の短文・長文が理解できない
リーディング・Part5,6で読まなくても解ける箇所まで読んでしまう
・Part7のマルチパッセージ(20問程度)を解ききれず時間切れ
周囲の期待値(理想)・ビジネスの専門領域において英語での活躍を期待される
・ビジネスの専門性があれば海外出張などの機会がある
実際の英語力(現実)・ビジネスで英語を活用する機会が増加し、高い充実感を得ることができる
・充実感の一方、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング共に力不足を感じる
スポンサーリンク

レベル4:TOEICスコア 800点台(800点~895点)

『レベル4(TOEICスコア800点台)』は、英語力は確実にあるといえるものの、900点までの道のりの遠さや、周囲からの期待とのギャップに悩まされる、難しい時期です。

以下は、TOEICスコア800点台の「理想と現実」です。

TOEIC試験での
出来ばえ
リスニング・Part2の難易度が高い文法が解けない
・Part3,4の小問3つのうち1つ解く余裕が無い
・慣れていない設定の短文・長文が理解できない
リーディング・Part5,6で読まなくても解ける箇所まで読んでしまう
・Part7のトリプルパッセージ(10問程度)を解ききれず時間切れ
周囲の期待値(理想)・英語力が高いと認識され、英語を要する機会で頼られる傾向がある
・海外出張で日本側のメイン担当者となる
実際の英語力(現実)・英語ベースでのビジネスで活躍する機会が増加するが、その分困難にも直面する(特に周囲との期待のギャップに苦しむ)
TOEIC公式では860点以上を『レベルA』と定義しているため、860点を目標点数とする方も多いですが、残念ながら周囲の評価は860点以上と未満で変わりません。
860点まで到達できたらあと一歩、900点まで目指しましょう!
スポンサーリンク

レベル5:TOEICスコア 900点以上

便宜上TOEIC900点以上をまとめて『レベル5』としましたが、同じ900点台でも900点と990点(満点)の差は限りなく広いです。

しかし、周囲からすると、900点以上は一纏めに『英語のスペシャリスト』扱いされるのがレベル5の特徴です。

以下は、TOEICスコア900点の場合の「理想と現実」です。

TOEIC試験での
出来ばえ
リスニング集中力が途切れない限り、ほぼ全問自信をもって解答できる
リーディング全問をひととおり時間通り解ききることができる
周囲の期待値(理想)英語のスペシャリストと認識され、ビジネス・プライベートで英語を要するあらゆる機会で頼られる
・海外勤務者およびその候補者となる
実際の英語力(現実)・内容がパターン化しているビジネスにおいては、英語ベースで一定程度活躍できる
・パターンが多岐にわたるプライベート(映画鑑賞やネイティブとの雑談)で苦戦する
TOEIC900点で、ようやく全200問を一通り解くことができるようになるのがポイントです(裏を返せば、時間内に200問解くことができるようになれば900点が見えてきます)。

900点を超えると、英語を要するビジネスの場では常に頼られることになりますが、これはメリットでもありデメリットでもあります。

会議の場でも言いたいことは全て発言でき、相手の発言を全て理解できていることが期待されるため、機体とのギャップも大きいです。

TOEIC上位3%といえる900点ホルダーになっても、ここからが真のスタートであると気づくでしょう…。
スポンサーリンク

まとめ

本記事では、TOEICスコアと、「理想(期待値)」×「現実(英語力)」との関係について、私自身の経験をベースに紹介しました。

これがただ一つの正解ではありませんが参考にしてください。

やはり900点を超えることで、周囲からは英語のスペシャリストと認められますので、レベル5を目指して頑張りましょう!

本サイトではTOEICスコアアップにつながる記事を多数掲載していますので、ぜひ合わせてお読みください。

コメント