「自分はもっと上のポジションにいるべきなのに上司がわかってくれない」
「なぜアイツが自分より先に昇進したのか」
会社員にとって『昇進』はどこまで行っても離れることができない最重要課題です。
今回は、会社員の『昇進』をテーマに、おさえるべきポイント、とるべきアクションを紹介します。
昇進するために
会社員にとって『昇進』は、収入アップ、責任の拡大、社会的名誉など大きなプラスの変化をもたらします。
一方で望みさえすればすぐに・確実にできるものでもないため、不満がたまりやすい課題でもあります。
不満を言うのではなく、本記事を読んで、さっそくアクションに繋げてみましょう。
昇進のためのポイント
昇進のためにおさえるべきポイントは以下の2点です。
- 昇進条件を充足する
- 『意思決定者』が推し易いビジネスパーソンになる
昇進条件を充足する
『売上高○○万円』、『TOEIC○○点』、『○○資格保有』など、多くの会社では、社員の昇進条件を明文化しています。
もちろんこれらは昇進のための十分条件ではありませんが、必要条件、つまり昇進条件を満たさないことには土台に乗ることすらできないということになります。
意外にも自分の昇進条件を知らず、昇進できないことに対しての不満を吐露する方が多いですが、まずは自分の昇進条件を把握し、条件を充足することが第一歩です。
『意思決定者』が推し易いビジネスパーソンになる
昇進は、自身が望めば自動的にできるものではなく、意思決定者による判断を介し行われる(『人事』は文字通り『人』を介するものであるため、最終的には主観となる)ものです。
意思決定者にとって推し易いビジネスパーソンを目指しましょう。
管理職や人事担当者にとって、自身の評価指標の一つは「自身が部下や担当者から昇進者を輩出すること」であるため、あなたが推し易いビジネスパーソンであれば、むしろ前向きに援護してくれる立場となります。
なお、推し易いビジネスパーソンとは、会社が目指す方向性とマッチした人材か、品行方正かといったことが挙げられます。
昇進のためのアクション
前章にておさえるべきポイントを確認しましたが、続いて昇進のために必要なアクションとして以下の2点を紹介します。
- ステークホルダーにアピールする
- 経験とスキルを可視化する
ステークホルダーにアピールする
最も必要なアクションは、『ステークホルダーへのアピール』です。
直接的行動:上司や人事に昇進したい旨を伝える
自身が上のポジションを目指していることが周囲に伝わっていなければ、周囲はあなたをあえて上のポジションに推す必要性がありません。
上司や人事には、キャリア面談など、事あるごとにどの程度のスパンでどのポジションを目指す、など昇進したい旨を伝えましょう。
ただの我儘とならないようにしましょう。
前述の通り、人事は主観が絡むものですので、昇進したいと明確に宣言するビジネスパーソンは、そうでない者と比較して後押しする方向に動きます。
間接的行動:一つ上のポジションのようにふるまう
このような方は、多くの場合実際に他の同職位の担当者よりも昇進が早いはずです。
周囲が勘違いするほどに、担当であればマネージャーのように、マネージャーであれば部長のように普段からふるまいましょう。
周囲は一つ上のポジションに就いているあなたを違和感なくイメージでき、また実際、そういった方には本来上のポジションが受けるようなタスクが来やすいなど、メリットがとても大きいです。
経験とスキルを可視化する
経験とスキルを『磨く』ことはもちろん重要ですが、それ以上に、経験とスキルを『可視化』することが重要です。
経験の可視化:職務経歴書の充実
職務経歴書は、転職の際は重要視されるものの、自社内にいるうちは軽視されがちです。
しかし、上司や人事担当者があなたを知るための情報源は職務経歴書しかないことが多いです。
どれだけ立派な経験を積んでいたとしても職務経歴書に記載されてなければ、昇進を決める意思決定の目に留まることはありません。
職務経歴書の充実により、他人と差をつけましょう。
スキルの可視化:資格の取得
一般的に、『スキルセット』は定性的なもので可視化がしづらいものです。
そのため、『資格』はスキルセットを定量的に可視化する手段として大変有効です。
また資格取得は、上司や人事担当者にその「努力」を認めてもらいやすい材料にもなります。
本ブログではTOEICや中小企業診断士、社会保険労務士を始めとし、様々なビジネス資格の取得についてまとめていますので、ご興味あればぜひお読みください。
まとめ
今回は、会社員の『昇進』をテーマに、おさえるべきポイント、とるべきアクションを紹介しました。
紹介したポイントをおさえ、アクションをとるだけでも十分にライバルに差をつけることができます。
『昇進』し、収入アップ、責任の拡大、社会的名誉を目指しましょう!
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