データサイエンス学習のはじめの第一歩!目指すべき姿を考えてみよう

データサイエンスはじめの一歩データサイエンス

データサイエンスの学習を始めたい!!「今最もセクシーな仕事!」、「社会的ニーズが高く就職・転職で付加価値を出せそう」、「仕事上の必要にかられて…」皆さんそのきっかけはさまざまでしょう。

きっかけは何であれ本記事を読まれている皆さんはデータサイエンティストになるための第一歩目を歩みだそうとしたところだと思います。奥深く、楽しい世界ですので共に頑張っていきましょう!!

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『データサイエンス』に必要な3つのスキルとは?

情報技術の指数関数的な進化やグローバル化の広がりにより、ビジネスや個人が扱うデータが年々膨大になってきています。

ビジネスであれ個人であれ、様々なデータにアクセスできるようなった今、データを取捨選択できる、または一つひとつでは意味をなさないデータを加工・分析することにより意味を持たせる、といったことが求められるようになりました。

近年そのような役割を果たす者が『データサイエンティスト』と呼ばれるようになりました。

データサイエンティスト協会によって、データサイエンティストに必要とされる3つの力は大きく「①ビジネス力」、「②データサイエンス力」、「③データエンジニア力」に定義されています。

さらに各領域で必要なスキル、これは人により定義が異なりますが、本サイトでは「①ビジネス力」ではコンサルティングスキル、「②データサイエンス力」は統計スキル、「③データエンジニア力」はITスキルと定義させていただきます。

例えば、仮に統計学に通じており、膨大なデータをプログラミングで処理できたとしても、それが実ビジネスに全く生かせないものしかアウトプットできないのであれば、データサイエンティストとしては失敗と言えます。

3つの領域・スキルをバランスよく育てていきましょう。

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データサイエンス始めの一歩にオススメの本はこちら!

0からはじめる入門データ・サイエンティスト

 

「“0″からはじめる入門データ・サイエンティスト」はタイトルの通り、データサイエンティストを目指す方のための1冊目にふさわしい入門本です。

データサイエンティストとは何か?どのような知識が必要か?からデータサイエンティストに必要なマネジメント論、必須スキルである統計学の基礎とビジネス応用、さらに統計ツール活用まで幅広く学ぶことができる良書です。

本著の考え方はデータサイエンスを目指す皆さんだけでなく、データ分析が必須となる今後の社会における全てのビジネスパーソンに身に着けてほしいと考えています。

特に私が本著をオススメする観点は2つあります。

経営視点でデータ分析を捉えられる

データサイエンスの領域は、数学力や技術力が問われることから技術者や理系出身の方が目指すことが多いです。

もちろん全ての技術者や理系出身の方がそうではないですが、前述の例のように統計学に通じておりプログラミングをはじめとしたITスキルが充実しているが顧客視点・経営視点が欠けているデータサイエンティストが多いというのが実感です。

本著ではデータサイエンスについて、まず最初に経営視点から考える構成となっています。

数学起点・技術起点でデータサイエンスの学習を始めるとどうしてもプロダクトアウト思考になってしまいがちです。本著に限らずデータサイエンスを学び始める方は最初に経営視点から入っていただきたいと考えています。

Excelを活用したデータ分析が学べる

データ分析というとまっさきにRやPythonなどのデータ分析ツールを使わなければいけないという考えに至りがちですが、本著の帯にあるようにExcelというのは優秀なデータ分析ツールであり、基本的なデータ分析はExcelでできてしまうということを理解しなければいけません。

もちろんRやPythonを活用することでより深いデータ分析ができるようになるわけですが、最初の段階ではExcelでできることを意識しながらデータ分析を学ぶべきと考えます。

ぜひデータサイエンス最初の1冊として本書を読んでみてください。

また本サイトでもExcelで行うデータ分析の学習についてまとめています。

Excelで実践するデータ分析!Excelでここまで分析できる!
データサイエンスの学習を進めていく中で、統計学・Pythonなどのプログラミングツールを活用したデータ分析を行いたいという思いは共通と思います。しかし、中にはデータ分析のためにプログラミングを始めたくないという方もいるのではないでしょうか。実際データ分析を行うのに必ずしもPythonなどのプログラミングツールは必須ではありません。皆さんが普段から使用しているであろう、実は立派なデータ分析ツールとして活用ができるのです。本投稿ではExcelでできるデータ分析、またPythonでデータ分析を行う意義について紹介します。

人工知能は人間を超えるか

「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」はAI分野の超ベストセラーとして一度は書籍で見かけた方がおられるのではないでしょうか。

 

日本トップクラスの人工知能研究者である松尾豊先生が執筆された人工知能の可能性についてまとめられている本です(ちなみに松尾先生の人工知能・AI書籍はどれも面白いです。データサイエンスの勉強と並行して読まれていくとよいと思います)。

本著はデータサイエンスをテーマとした一冊ではなく、人工知能・AIをテーマとした一冊ですが、ぜひデータサイエンスを勉強する最初の段階でマクロの視点を身に着けるために読んでいただきたい一冊です。

人口知能・AIが辿ってきた歴史、歴代の科学者たちが何を考え何を成し遂げてきたのか、一見難解なテーマですがとても面白いものです。さらに現代から未来、産業や我々の生活がどう変わっていくのか、人間の役割がどうなっていくか、ご自身がこれからデータサイエンスを学ぶにあたる心構えを身に着けることができます。

本著のメリットとして、AI分野の有数の資格である『G検定』の学習参考書としても使用できます。

これはG検定の試験母体である日本ディープラーニング協会の理事長が松尾先生であるためです。

余談ですが、ちょっと目を引く帯の女性は、「イヴの時間」という人間型ロボットが実用化されて間もない時代を描いたアニメーション作品のヒロインです。

データサイエンスのお勉強に疲れた方は気晴らしに観てみてはいかがでしょうか。近い未来を想像しながらぼーっと見ているだけでも面白いです。

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まとめ

本記事で紹介した2冊はデータサイエンスの勉強の最初にぜひ読んでいただきたい名著です。いずれも興味を持って読み進めていくことができるため1日、2日で読めるかと思います。

ぜひ、これらの2冊からデータサイエンスの世界に飛び込んでいきましょう!

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